PC・HoloLens 等各Win10 Device Family で使えますが、主なターゲットはWindows 10 Mobile であるようです。
特にオフラインで使う場合、このアプリのマップDL機能がかなり便利と思われます。予め必要になりそうな領域を選択してマップの保存・またバックアップとリストアが可能です。イラン、中東はオフライン運用対応へのデマンドが多いのかも。
「普通のWeb」ではもちろん、ローカルのAPIを叩くなど絶対許されないのですが、Hosted Web Appでは良いよ!という事になっています。
「普通のWeb」とは異なり、
ストアに出す時点で製作者の身元が明らかになっている
Microsoft によるコンプライアンス テストが行われる(※1)
ユーザーがインストールする時点で同意している
等々…でOK…なのかしら。
ただ、※1には抜け穴があります。後述します。
ソースは全部Webの上
上で説明したように、ローカルにインストールされるのは定義ファイルと、タイルのアイコンに使うビットマップくらいです。他…WebViewで表示されるHTML、その中で使うリソース…画像、CSS、その他色々、そしてJavaScript、全てWeb上のものがそのままロードされ、使われます。
「Hosted Web App」、Webでホストされたアプリという…MS先生にしては珍しく、名が正しく体を表しているネーミングです。
なおキャッシュなどの仕組みは特にないため、ネットから切れていると動きません。こちらについてはProgressive Web Apps のService Worker で使えるようになる…はず。
ですが、Hosted Web Appsの場合、上で説明したようにソースは全てWebであり、MSのストアに載っている訳ではありません。
つまり、アプリの改変がマイクロソフトのチェックを通さずにやりたい放題という事になっています。これは別に開発者が見つけた抜け穴ではなく、MS自身がアドバンテージとしてアピールしています。それでいいの?という気はちょっとしますが…
それと、さすがにあまり無茶するとお取りつぶしなどは当然あると思います。教育アプリがある日突然ふたばのJun君を表示するとかそういう。
Progressive Web Apps とは違うの?
基本的にはネーミングの話かなと思います。Hosted Web Apps の進化系がProgressive Web Apps (以下PWA)と言うのが正しいはずですが、ただ他のメディアの紹介を見ているとTwitterはPWA だ!という所もありました。どちらもそれはそれで正しい気がします。
Microsoft 本社はほぼ街です。10年程前に一度出張で来た事があるのですが、その頃と比べても三倍くらい大きくなってる気がします。当時は520号の西側はもっと狭く、Nintendo America HQの北側に位置するキャンパスも無かったはずです(※1)。集積度…建物の密度、階数等が全然違うので日本と比較しにくいのですが、敢えて言うと…緑地帯の間に低層の研究施設が点在する筑波研究学園都市・筑波大学に似た雰囲気です。
そういう頭でこの十数年やってきた僕にとって、MVP Global Summit の光景はいやいやいや…というものでした。Session以外での歓待の様子は、この記事上半分で伝えられたかと思います。Session については前掲の通り一切触れられません。
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Microsoft MVPは現時点で世界で4000人程度、今回のSummitに参加したのは2000人弱×(宿泊費4泊+飯+シャトルバス+各種パーティ)、どの会場もスタッフ完備で人手の足りなさを感じさせる事は無かったです。そして手ぶらで返す訳でもありません。また、三日間+αの期間、各プロダクトグループの主要メンバーが出てくると。結構なコストが掛かってますよね。
この問題、最初に判明したのは2016年、Microsoft.NETCore.UniversalWindowsPlatform を5.2.0に更新しようとしたときでした。この時は更新を中止してお茶を濁したのですが、Fall Creators Update のタイミングで(.NET Standard 2.0を使うために)更新したらまた発生してしまいました。困った。今後の事を考えると、今回また更新を諦める==.NET Standard 2.0 を諦める、というのは選択しづらいです。